最近公聴会が開かれることからも話題になっているテザー問題に関して今更ですが簡単に分かりやすく書いてみました。
USDT(テザー)とは?
USDTとはテザー社が発行しているトークン(コイン)です。
1USDT=1USD
の価格が保証されています。スイカの電子マネーとかとVプリカと同じ感じですね。
この価格はUSDT分のドルをテザー社が保有しているため保たれています。
ユーザが100円出してスイカチャージしたらJRが100円持つので当然ですね。
米の取引所は規制もありなるべく現金のやり取りをしたくないのでテザーで仮想通貨を買わせるところが多いです。なのでアメリカで仮想通貨を買いたい人はテザーをチャージしてから仮想通貨と交換、という形式が多いです。別に何も問題無さそうですよね。
テザーのどこに問題が起きているの?
テザーの発行枚数は公開されているのですが発行枚数が異常に多いところが怪しいと言われています。
本当は買われていないテザーを発行しテザー社がビットコインを買っているのではないか、仮想通貨の価格があそこまで上がったのはそのせいではないか、価格操作している疑惑が上がりました。
親会社が仮想通貨取引所のテザー社は自分でテザーを発行出来るのでテザーを自由にいくらでも発行してビットコインを買うことが出来ます。これ何で駄目かって米ドルと1対1で発行されたものじゃないので、もし皆がテザーを米ドルに戻したい時に戻そうにもテザー社が持っている米ドルの量は圧倒的に足りないので米ドルに戻せません。これじゃ1USDT=1USDにはなりませんよね・・・もうこの図式は成り立ちません。仮想通貨全体の三割がテザーを使用して買われているので、これが事実であれば、もう仮想通貨の暴落は免れなくなるでしょう。
この問題にCFTC、アメリカの商品先物取引委員会が動き出し公聴会が開かれることになりました。予定では2/14に開かれる予定です。今後どうなるのか14日の公聴会にかかっていると言っても過言じゃないでしょう。もしテザー問題が本当だった場合、仮想通貨の価格はもう1/10とかになっちゃうかもしれません。
ビットコインが下がれば全ての仮想通貨が下がってしまうので本当にテザーは余計なことをしてくれたな、と。でもテザーが買いまくって価格が急騰したのだとしたら元に戻るだけなのかなとも思いますね。200万円代で利確した人達が勝ち組となるのか、テザ問題なんてなかった!バク上げだ!となるのか注目ですね。
2/7も仮想通貨に関する公聴会が開かれました。そこの模様は下記で!